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川名 一弘  新津商工会議所 常議員


「サクラ」

 春・花といえば「桜」、辺り一面を一瞬にして淡いピンク色に染め、舞い散る桜の華やかさと儚さは何とも言えない趣きがあり、私達日本人の情緒や美の象徴といえるのではないでしょうか。 そもそも桜を観賞する歴史は古く、日本書紀(720年)には、神功皇后の時代、すでに桜が観賞されていたと書かれていました。
 もともと東アジアに自生していた桜も、植物学上の分類によれば、日本には9種しかありませんでした。しかし、現在では野生種、栽培品種合わせ、約340種にもなっております。私共の店でも東海桜、啓翁桜(ケイオウザクラ)彼岸桜など何種類もの桜を販売しております。もちろん同じ桜ですが、色も花形も枝にもそれぞれの特徴があります。又、桜の名所として各地にありますが、私は京都円山公園の枝垂れ桜、秋田角館の武家屋敷の桜並木の印象が強く残っております。各地の桜を訪ねながら旅が出来たらなど…夢また夢ですが。
 私達は桜を見るだけでなく、歌に詠み、又桜餅や桜湯などとして、その味わい、香りを五感を使って楽しんでいます。日本人にとって桜は春の訪れを告げる特別な花。国花でもあり、老若男女誰からも愛され、いろいろな場面で使われているサクラ。これからも日本の心として大切にしていきたいと思っています。