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小林 登  新津商工会議所 監事


「知っておこう 文化財」

 それぞれのまちに、歴史が生んだ文化遺産がある。それはそこに住む人達の誇りでもあり、かけがえのない貴重な宝でもある。
 過日県の会議が開かれた折り、友人に新津に歴史的価値の高い文化財はありますかと、尋ねられ一瞬当惑した。今日まで文化には無関心で、まして文化財など無縁と決め込んでいた。然し言われて見るとこのまちに生まれ育った者が、我々の祖先が長い歴史の歩みの中で、作り育て伝えて来た優れた文化遺産を知ろうともしなかった事に悔いが残る。然し、文化財は意外と身近にあった。
 自分は旧金津に生まれ育ち、実家の前が八幡山で子どものころよく遊んだ。遺跡は足元にあった。古老に良く聞かされた逸話の中に、金津村は古く金津城があった。城主は偉い人で遠祖に上杉謙信の乳母で夫は後に春日城の城代を務め人や、石油王の中野家。妙連寺の山門。普談寺の絵馬(現市文化財)等生活の中から自然に学んだ物で、村を離れても記憶は鮮明に覚えていた。此の事を友人に話したら驚いた表情で今度、是非案内して下さいと云われ恥をかかずに済んだ。
 今、新津には国の登録文化財の吉田邸や、県の指定二件を始め、天然記念物、無形文化財並びに遺跡等が多くあることを知ったので、友人に文化財は多くあるので、日曜日でも見に来ませんかと、新津の方言で案内状を出そうと思っている。
 文化財ミテバ コンゲイッペ アルスケ モンビデモ コネカネ アンナイスルワネト。