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石井 智裕  新津商工会議所 常議員


「新津夏祭りの思い」

 今年の新津夏祭りは暑く二昼二夜にわたり熱気にあふれる楽しい祭りであった。
 私は若いころは数年参加させてもらったが、もう二十年近く見るだけである。踊る阿呆に見る阿呆出てこそ楽しい夏祭りであるが今は見るだけの阿呆である。小さいころ四の町といっていた頃の四番組屋台を引いたが、後年その屋台が現郵便局のところでほこりにまみれており悲しい気持ちを持ったことも思い出される。 現四番組屋台はその後新しく建造され今に至っている。その当時の町内の先輩方が新造を実現させるためのいろんな思いや奮闘された思い出などが昨年“四番組屋台完成30周年記念誌”として出版され 先輩方の思いが胸に響くとてもよい出来で、弟に送ったりして時々読んでいる。
 冒頭二昼二夜と書いたが、それは祭りの“花”が開くときが二昼二夜であり、いろんな縁で参加する若い人たちがその花の果実を次世代に伝えてゆく。花があれば幹や根もある。準備には多くの方がかかわり時間をかけて祭り当日を迎えるのだ。 夏祭りの準備、練習、屋台の手入れ、関係方面への打ち合わせ、寄付の依頼など長期間にわたる準備が幹であり、それを何十年と続けてきたこの町の伝統が根なんだろうと思う。
 こういった根がしっかりした町だから地域の変化に対してしっかりした考え方、対応ができるのだろうと感じる。この祭りが子々孫々伝えられるすばらしい新津であってほしいと願っている。