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浜野 整 新津商工会議所 監事 

「気になる言葉遣い」

 先日自宅に何かのセールスの電話がかかってきたが、相手の言葉遣いが気になった。声音や言葉遣いの様子からどうやら30歳前の若者と思えたが、妙になれなれしい口調や「〜のほう〜する形になっています」とか「〜させていただく」という言葉の多用に、聞いているうちに少々イライラしてきた。
 俗に「バイト敬語」という独特の言葉遣いが最近広がっているらしいが、中年の域にとっくに達している男にとってこうした言葉遣いは耳障りであることこの上ない。
 気になるところでは、「千円からお預かりします。」という言い回し。聞き流せばなんということはないが、「から」ってナニと疑問を持つと気になり出す。それから「何々のほう」といういい方も「どっちの方角なの?」と思わず突っ込みたくなる。最近気になっているのが「〜させていただく」という言葉の多用。「いただく」という表現で、何となく聞くほうに配慮しているようにも聞こえるが、よくよく考えると何だか押しつけがましく思える。「御社を担当させていただいております.」などといわれると、「オレはそんなこと頼んだ覚えも決めた覚えもない」と思わず言い返したくなるのも、中年の男の堪え性のなさか。
 言葉は時代とともに変化し、今後も変化していくことは間違いないが、いつの世にも正しい言葉の意味を理解し話していく努力は、必要なのではないかと思う今日この頃である。