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諸橋 敏松 新津商工会議所 議員 

「談合」「ダンピング」

 弊社鰹萩エ工務店は現在、民間工事をメインに地域密着をコンセプトに仕事をさせて頂いていますが、公共工事も手がけさせて頂いていました。民間工事が多くなりましたのでこの件についてはあまり触れないようにしようと考えていましたが、この様な機会を与えて頂きましたので書かさせて頂きました。
 「談合」は競争せずに話し合いで決める為、競争原理が働きにくく受注活動が主になり品質向上やコスト削減等に対する企業努力が薄れがちになり、結果的に税金が多く使われる事が多くなり良くないと言われています。全くその通りだと思いますが、「談合」をしないとすぐにダンピングをしがちです。仕事が少ない為、目先の仕事を確保する為、採算を無視して仕事を取りにかかるようです。結果的に材料や外注費にシワ寄せが行き、且つ従業員の収入にも影響しますし地域にもお金が回らなくなり活性化されなくなると思います。
 この「談合」「ダンピング」、両極端になるのは主に業者の「理念」や「価値観」にあると思いますが、発注する側のシステムにも要因はあると思います。
 たとえば新潟市役所の一般競争入札は競争性を持たせる為に1物件に30社程度入札する業者を集めようとしています。これだけ多く必要でしょうか?仕事がほしくて自然とそうなるのなら良いのですが、様々な要素を検討し入札する業者が少なく結果的に数社あるいは1社しかない場合もあると思います。何故数にこだわるのでしょうか!過度に競争をあおられ、淘汰されようとしている業者があまりにも多くあるようで懸念しています。
 社会性のある理念や価値観に基づいて競争性があり、且つ共存共栄出来る社会になる事を願っています。