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石田 賢一 新津商工会議所 議員 
柔軟に生きたい

 1月4日からNHK大河ドラマ「天地人」がスタートした。雪国の原風景の中で描かれる兼続の幼少期は小松江里子さんの脚本の妙で、以前大評判となった連続テレビ小説「おしん」を彷彿させ今後のブレークを予感させる。
 さて、今年は「天地人」をはじめ「トキめき新潟国体」やJR東日本の観光企画「デスティネーションキャンペーン」など新潟県の観光をアピールするイベントが集中する年である。県は2009年を「大観光交流年」と位置付け、新潟の観光を大々的に売り込もうと意気込んでいる。
 そんな折、1月7日より日本経済新聞の新潟版で「大観光交流年・試される実力」という特集が始まった。多方面からの取材で構成しており、多くの提言もあり興味深い内容となっている。その中で、第8回目の特集「村上市 町屋にスポット・手作りイベントで誘客」は以前村上支店に勤務していたこともあり身近に感じることができた。
 その村上の「人形さま巡り」は今年で10回目を数えるとのことで、人形を介してそこに暮らす人々と交流することが大きな魅力になっている。私はそれがスタートした直後、仕掛け人の吉川氏(村上町屋商人会会長)から町おこしについて話を聞く機会があった。氏は古い町屋を守り残すためにはどうしたらよいか、各地の町おこしの現場を訪れ、自分の町に生かせないか研究を重ねたとのことであった。
 氏が一番苦労したのは最初の立ち上げで、少なからず反対がある中、失敗したら2度目は無いとの決意で臨み、その結果予想以上の反響があったことから自信を得ることとなった。すると最初は消極的だった人たちの意識にも変化が現れ前に進むことが出来たという。その後、JRや市を巻き込み、春の観光イベントとして多くの人に知られるようになった。
 そして回数を重ねるごとに、住民の一人一人が「どうしたら訪れた方に自分たちの町を気持ち良く感じていただけるか」を考え、マニュアルではない本当の「おもてなしの心」で接した結果、お客様との「ふれあい・交流」が生まれてきたのだと思う。
 さて、昨年10月に新津商工会議所が企画して「第1回新津あおぞら市場」が開催された。関係者の努力で多くの人々が街に溢れ「ふれあい・交流」が生まれた。今後、2回、3回と回数を重ねることで様々なアイディアが生まれ、益々盛大になっていくものと期待している。そしてそれが商店街の活性化に繋がっていくのではないだろうか。