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石塚 成己 新津商工会議所 議員 
金融機関の原点回帰に想う

 一昨年夏に発生したサブプライム問題が昨年から更に深刻化し、米リーマンの破綻とAIGの国家管理などから、信用不安が世界に連鎖し全世界同時株暴落と世界同時不況へ波及し、現在『百年に一度起こるかどうかの深刻な危機』に襲われています。これは行き過ぎた金融規制緩和とウォール・ストリートの巨大金融機関の、飽きなく利益追求の末路であるとも言えます。こうした中で、今、金融機関では『原点回帰』が叫ばれています。世界の銀行業務の潮流には、金融機関が行う二つの業務『銀行業務と金融業務』のうち金融業務の割合を高くしている傾向が見られます。『銀行業務』とは預金をお預かりし、それを原資に資金不足部門に融資を行うこと、つまり資金余剰部門からお金を集め、資金不足部門に回す信用経済の担い手としての業務で、生身の人を相手とする人間臭い業務です。『金融業務』とはお金をもとにしてお金を生み出す投機的な業務で、金融市場を相手として資金の運用と調達を図り利益を上げるものです。
 バブル経済時代の不動産関連融資も、資金不足部門への融資というより投資的活動という面で金融業的であり、サブプライムローン問題と類似しています。
 金融機関の仕事は、地域の人々の暮らしや地域企業とかかわりお役に立つこともできて、しかも感謝されるとてもやりがいのある仕事であるといつも思っております。私もこの仕事のおかげで本当に大勢の人と知り合え感謝しています。緑があふれ、歴史と文化のある
新津を私も大好きです。この街の事業所とこの街に暮らす人々が、この不況を乗り越え元気を出して行けるように、私たちは金融機関としてどうしたらお役に立てるかを考えていきます。
 是非、お気軽にご相談下さい。