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土田 篤 新津商工会議所 議員 
今「不景気」に思うこと

昨今どこに行っても不景気だという言葉が日常あいさつの様に言われている。 
 私はこの現状を見ていると私達の業界でブームと言う現象がおき、この現象は風潮を互いに確認しあうと言う事からスタートし、ブームと言う商材に乗る。そして、ブームと言う現象が拡大する。
 つまり、全く根拠の無い風潮の商材を売り出す。それにより品薄になったり入手困難となったり、更にブームと言う風潮と品薄とか入手困難と言う事実により確信をし、ブームと言う商材を販促にかける現象が起こる。この現象を今の不況と比較すると不況と言うブームを感じる。互いに不況と言う情報を確認し合い、一時的な売上減少により更に不況に結び付け、実感を認識する。つまり売上の減少は不況による影響であると確認する。その不安から安売りをかけ、それにより他に影響し影響を受けた店が不況と言う情報を共有する事により実感し更に不安から安売りをかける。この様にしてデフレに入る。
 私の業界も、この様な現象が起きている。これを見ているとアルコール業界でよく起きているブームと言う現象と本質的に一緒であると感じるがいかがでしょうか。しかし、よくしたもので不況になると景気が良くなると言う現象も起きる。私は長年この業界にいて感じる事は、不況の中でその反動で、ヒット商品が出てくる経験を持っている。不況によりデフレが起き付加価値の衰退が起きる。その現象に反発する新商品による付加価値の創造と言う現象も起きる。それがヒット商品となる。私達の業界で起きた焼酎ブームと言う現象は不況の中で起きた。その時には再生と言う構造を伴う新しい業態の差別化のエネルギー、つまり差別化を指向する若者から起きた。
 この様な現象を繰り返しているのが私達の業界である。