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藤澤 成 新津商工会議所 監事((株)第四銀行 新津支店) 
発信しよう新津の魅力を

 20数年前、日本興業銀行に出向の折、新潟県のリゾート開発の状況を調査、リポートする機会を得た。昭和62年にはリゾート法なるものが制定され、当時はバブル景気の影響もあり全国的にリゾート開発が盛んに行われていた。美しい山に海、美味しい食材、温かい人情と、どれをとっても自慢できる観光資源に恵まれている我がふるさと新潟県も、観光立県として推進には力を入れていた。しかし、調査を進めていく中で、実際は思っていたほど新潟県の観光は認知されていないことが見えてきた。例えば、新潟・群馬・栃木・福島の4県にまたがっている「尾瀬」は、群馬県にあると思っている人が非常に多かった。また、新潟と長野の県境に広がる「斑尾高原」も長野県のリゾート地と認識している人がほとんどであった。さらに新潟観光の目玉と目されていた「佐渡」も、実はリピーターが少ないことも指摘されていた。残念ながら当時の新潟県は、豊かな観光資源を充分に活かしきれておらず、全国にアピールできていないように思えた。では、現在の新潟はどうなのか。平成21年1月から新潟県観光立県推進条例が施行され、そして昨年の「新潟県大観光交流年」で盛り上がった勢いは今年にうまく引き継がれ、全国に新潟の魅力を強く印象づけられているだろうか。過去からの反省が活かされていることを信じたい。
 転じて、ご当地「新津」はどうだろうか。平成17年3月に新潟市に編入合併し、政令指定都市の一翼を担う新津は、石油の里、鉄道のまち、花と緑のまち、産学官連携の拠点等々と、多彩な歴史と文化を有している。観光面においても秋葉公園、県立植物園、新津美術館、中野邸美術館などの観光スポットに加え、四季折々の楽しいイベントや祭り、プチヴェールやクリスマスローズなどの特産品に、ご当地ならではの駅弁に銘菓と、その魅力は枚挙にいとまがない。このラインナップは新潟市の行政8区の中でも特筆すべきことだ。これら新津の財産とも言える沢山の魅力は、新津商工会議所関係各位の強いリーダーシップと地域一体となった積極的な活動で、県内にそして全国、世界に発信され、着実に成果となって現れてきているように感じる。
 厳しい経済環境下ではあるが、新津の地域力を一層結集することにより、益々新津の知名度向上と活性化が図られることに大きな期待を寄せ、私も微力ながら貢献できるよう努めたいと考えている。