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  吉田 健治 (吉徳農機(株)(常議員))


「時代おくれの男になりたい♪♪〜」

 お蔭様で弊社は来年創業99年となる。もう少しで100年、しかし何が起こるかわからないこの時代である、けっして楽な節目とはなりそうも無い。
 新潟県には創業100年を越す企業が1,011社もあるという。全国でも5番目に長寿企業が多い県であるらしい。150年を超える会社も吉乃川さんを筆頭に82社あり、わが新津にも既に100年を優に越す会社が何社かある。弊社の100年など自慢できる話でもない。ただ、100年という節目に自分が社長として廻りあうかもしれないという事は、父が67歳で他界し38歳で事業を継承させて頂いた時、最初に意識した事である。事業は3代続かないといわれる中、何としても伸ばすことより続ける事、存続する事が第一と意識してきた。あれから早、20年となる。
 自分が何を成した訳でもなく、初代から先代と多くの先達によって築き上げられた事業基盤に支えられ、農業がある限り無くなる事はない農業機械製造という事業分野に助けられ、一生懸命働いてくれる社員、そしてお客様を始め多くの協力会社、地域や周りの方々全てに助けられ、「流されるまま」運良くここまで来たというのが正直な所である。
 「目立たずまじめにコツコツ堅実に」社風でもあり生き方の美学でもあるのだが、そうした考え、やり方はすでに時代に逆行し笑われる感じすらある昨今である。まじめにコツコツはダメで、今はジャンジャン・バリバリ!なんだそうで?・・でも、やっぱり、自分はまじめにコツコツが好きかな?
 会社が存続することで社員や家族そして関係する多くの方々の生活があると言う現実に大きな責任と誇りを持って、時代に逆行して生きて行けたらと願う今日この頃である。