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山北 一司 新潟市秋葉区文化会館 館長


ハブ機能を目指して、秋葉区文化会館

 2020年の東京オリンピック開催に伴う「経済波及効果」は、東京都の試算によると、都で約1兆6700億円、その他の地域で約1兆2900億円、全国で約2兆9600億円になるとされています。
 経済波及効果は、生産誘発額のことで、元手の資金が関連産業の需要を喚起しその総和を示します。
 さて、オリンピックに限らず例えば、秋葉区文化会館の建設費用も約22億円の建設によって生産誘発を行っています。会館運営は継続されますので、波及効果は、今後秋葉区のあらゆる分野の方々の知恵と工夫、思いが果実を実らせます。
 ただし、実現にはハブ機能としての文化会館という視点が必要です。
 新潟市には、数多くのホールがあり、北区、江南区、秋葉区と文化会館の開館が続きました。点在する文化会館が文化芸術を有機的に結びつけるハブ機能を持っているということです。一極集中から分散であり、競合ではなく、共存です。文化芸術もハブ機能として活かしていけばある種の差別化と、ソーシャルキャピタル(広い意味での社会資本・人間関係資本)として、十分機能します。
 一方、秋葉区内についても、文化会館と同時期に開館した体育館を始め、他の人が集まる施設等が、区全体のハブ機能として考えられます。これらの分野以外の観光、まちづくりなど、経済界、大学等との連携によって、他にない素晴らしい地域を皆さんとともに目指したいと思います。