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関口 浩 (有)関口瓦工業 (新津商工会議所 青年部会長) 

受け継がれる物

 東日本大震災から4年が経ち、徐々にではありますが復興が進んできています。新潟県でも中越地震、中越沖地震など大きな地震があり、その度に家屋の倒壊や一部損壊などの被害が発生していました。
 ニュースなどで倒壊した家屋の映像を見ると、まるで屋根に押し潰されたかの様に映っていて、「瓦が重たいから潰れた」という声も聞かれました。
 しかし実際は、地盤が悪かったり、建物自体が老朽化していたりと必ずしも瓦が原因ではない事も多くあります。
 それに阪神大震災以降、瓦業界でも地震の対策に力を入れていて、現在の工法では震度7以上の揺れにも耐えられる実験結果も出ています。
 ここで瓦の歴史を振り返ると、現在の一般住宅で使われる和風の瓦の形は、江戸時代に完成しました。一般に瓦が普及したのもその頃で、それから現在まで大きく形が変わる事なく受け継がれています。
 本年度、新津商工会議所青年部の会長を務めさせていただくにあたり、青年部らしく、新しい事にチャレンジして、先へ受け継がれるような物を生みだしていく、そんな想いで活動していきたいと考えています。
 また、発足して24年目を迎える青年部が、先輩方から受け継いだ物を再確認して、それらも活動に生かしていきたいと思います。