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菅野 裕  東北電力(株)新津営業所(新津商工会議所 監事) 

桜の思い出

 4月より監事を仰せつかりました東北電力の菅野でございます。よろしくお願いいたします。
 今年の桜は見頃を迎えたと思ったら大風が吹き、花見をする間もなく散ってしまい残念だった。
 桜といえば、高校時代の苦い思い出がある。悪友Tと私は学校帰りに鳥屋野潟の桜を見に行った。満開だった。ボートを借りて湖上から見ようということになり、後ろに水車の付いた足漕ぎボートを借りた。湖上から見る桜は、日当たりの良い湖側にモリモリと迫り出していて実に見事だった。
 暫く桜を楽しみそろそろ帰ろうとしたところ、ボートが一向に進まないことに気が付いた。後ろを振り返ると水車は黒い水を掻き出していた。座礁したのである。ボート小屋のおじさんから浅瀬に気をつけてと言われていた事を忘れていた。ここまで浅いとは…手漕ぎボートならオールで水底を突いて脱出出来るのだが…漸く脱出したころには、陽は弥彦山の方に大分傾いていた。
 鳥屋野潟は海抜△2・5mで,新潟市で一番低い場所だそうだ。新潟市一帯の海抜〇m地帯を泥田から乾田、そして都市へと変えたのは各所に設置されている排水機場によるところが大きいと聞く。機場の巨大ポンプを動かしているのは電力である。電力を作り・送り・届けるという当社の責任の重さを改めて思う。