秋葉神社一口メモ
目次
- 「秋葉神社」の呼称(呼び方)
- 神社参拝の方法
- 秋葉大権現
- 金翅鳥
全国の「秋葉神社」や「秋葉山」等の「秋葉」については「あきは」と「あきば」の両方の呼び方がありますが、当神社の呼び方は「あきはじんじゃ」です。当地の「秋葉山」や行政区である「秋葉区」の「秋葉」はいずれも「あきは」と呼んでおります。
鳥居をくぐる時
秋葉神社には一の鳥居と二の鳥居があります。鳥居をくぐるのは神の世界に入るということ。正しくは鳥居をくぐる際にも軽く一礼します。
手水を使い、手と口を清めます
二の鳥居から拝殿に進むと左側に手水舎(手水を使うところ。清水がためてある。)がありますので、ここで手と口を清めます。これは略式の禊ぎなのです。
- 柄杓を右手で取り、水を汲み、左手にかけて清めます。
- 左手に柄杓を持ちかえて、同様に右手を清めます。
- 再び柄杓を右手に持ちかえて、左の手のひらをくぼませてここに水を受け、その水を口に入れてそそぎます。
(柄杓を直接口にもっていくのはマナー違反です)
- そそぎ終わったら、水をもう1度左手に流します。
- 柄杓を立てて、柄の部分に水を流してすすぎ、元の位置に戻します。柄杓は伏せて置くようにします。
参拝方法
秋葉神社を含め、一般の神社では二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)が基本となります。ただし出雲大社等他の神社では特別な参拝方法もありますので留意しましょう。
- 一揖(会釈)します。
- 賽銭を投じ、鈴を鳴らします。
(賽銭は賽銭箱にそっと入れます。離れたところからお金を放り入れるのはマナー違反になります)
- 深く二拝します。深く体を曲げ、頭を深く下げます。
- 柏手(かしわで)を二回打ちます(二拍)。
- 深く一拝します。
この際に心の中で、元気でいられることや日々の暮らしが平穏に送ることができる等に対する感謝を念じます。神社に参拝するのは実利的なこと(学業・業績向上、合格、健康等)を願うのではなく、このような感謝の気持ちを念ずることが本来のあり方なのです。
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秋葉大権現の由来については諸説ありますが、平安時代初期(あるいは鎌倉時代とも室町時代とも言われております)に三尺坊(さんしゃくぼう)という修験者が越後国栃尾(現在の新潟県長岡市)の蔵王権現などで修行した後に現在の静岡県浜松市にある秋葉山に至り、ここを本山としたと伝えられております。ただし、戦国時代より以前におけるこれらに関する史料は殆ど発見されておらず、以上のことも定かではありません。
江戸時代(綱吉治世の頃)、三尺坊大権現は「火伏せの神」として信仰を集めるようになり、本山とした秋葉山に因んで秋葉大権現と呼ばれるようになりました。特に幾度となく大火に見舞われた江戸において広く信仰を集めるようになりました。
なお、権現とは仏様が衆生を救うために仮の姿で世に現れたものであり、11世紀頃から神は仏が仮に姿を変えたものとされました。
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金翅鳥は「こんしちょう」あるいは「きんしちょう」と読みます。そのルーツはインド神話に登場する神鳥、ガルダです。ガルダはインドで興った仏教においては迦楼羅(かるら)、別名金翅鳥となりました。不動明王背後の炎は迦楼羅(かるら=ガルダ)の吐く炎(迦楼羅炎(かるらえん))とされております。なお、ガルダはタイ王国やインドネシア共和国の国章、モンゴルの首都であるウランバートルの紋章にもなっています。またガルーダ・インドネシア航空の社名(ガルーダ)も神鳥、ガルダに由来するものです。
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